お酒にまつわるエトセトラ#26~シャーリー・テンプル~|新橋でシガーが楽しめるバー、アトリウム・エン公式サイト

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2014/2/24:その他

お酒にまつわるエトセトラ#26~シャーリー・テンプル~

大恐慌にあえいでいた1930年代のアメリカで、名子役として一世を風靡し、戦後も外交官として活躍するなど「明るいアメリカ」の象徴として知られた元女優のシャーリー・テンプル(Shirley Temple)さんが、去る2月10日、カリフォルニア州ウッドサイドの自宅で亡くなられました。85歳でした。

この「シャーリー・テンプル」という女優の名前は、同名のノンアルコール・カクテルがあるので、我々バーテンダーにとってもとても馴染み深い名前でもあります。

レシピは、7-Up(なければ、三ツ矢サイダーやキリンレモン、スプライト、辛口ではないジンジャーエールでも可)にレモンジュースとグレナデン・シロップ(ザクロ風味のシロップ)を入れるというとても簡単でシンプルですが、とても極甘です。

このカクテルは、
1920年~1933年の禁酒法が廃止になって、家族連れで酒場に行くようになり、親がお酒を飲んでいる時に、子供たちが飲めるようにと考案された…とか、
映画関係者が集まるパーティーで、大人たちがお酒に興じている中、退屈そうにしていたシャーリー・テンプルのためにバーテンダーが即興で作った…とか、
シャーリー・テンプル自身が映画撮影の合間に、この飲み方を好んでしていた…とか、諸説はいろいろありますが、どれも当時の人気子役にちなんで名づけられたというのは共通しています。ただ、シャーリー・テンプル自身は、自分の名前が勝手に酒場で使われるようになったことに、違和感を覚えていたとも言われています。

なお、「シャーリー・テンプル」というカクテルには、アルコールを加えたレシピや他のレシピも存在します。
関西方面でポピュラーな「シャーリー・テンプル」は、カシスのリキュールをベースにオレンジジュース(orグレープフルーツジュース)とジンジャーエール(orソーダorトニックウォーター)を入れたものですし、通常の「シャーリー・テンプル」にウォッカを入れた、「ダーティ・シャーリー」もあります。また、7-Upの代わりにコーラを使って、色を黒にしたものを、「シャーリー・テンプル・ブラック(シャーリー・テンプルの結婚後の姓ブラックとかけて)」といいますし、その「シャーリー・テンプル・ブラック」にコーラは使わず、コーヒーリキュールやジョニー・ウォーカーの黒ラベルを入れてアルコールを加えたものもあります。

皆さんも大恐慌のアメリカに元気を与えたシャーリー・テンプルの笑顔に、元気を分けてもらいましょう!!
シャーリー・テンプルさんのご冥福をお祈りいたします。

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