Bar泣かせのリキュール~ガリアーノ~|新橋でシガーが楽しめるバー、アトリウム・エン公式サイト

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2014/2/26:その他

Bar泣かせのリキュール~ガリアーノ~

バーのバックバー(酒棚)で一際背が高く、とても目を引くボトルを目にしたことはありませんか?このボトルを収納するために、バックバーの棚板を切ってしまうお店もあるとか。

この通常のボトルの倍ほどの高さのある、鮮やかな黄色をしたリキュールは、「ガリアーノ(Galliano)」といいます。イタリアの建築に見られるコリント式の円柱をモチーフにしたボトルの「ガリアーノ」は、バニラの風味の甘い芳香を持つ、イタリア産のリキュールです。2013年12月にご紹介したカクテル、「ハーベイ・ウォールバンガー」にも少量使われています。

「ガリアーノ」は、1897年にイタリアのトスカーナ州リヴォルノで、蒸溜業者アルトゥーロ・ヴァッカリ(Arturo Vaccari)氏によって開発されたリキュールです。

「ガリアーノ」という名前は1895年~1896年のイタリアとエチオピアの戦争で武勲を立てたイタリアのジュゼッペ・ガリアーノ(Giuseppe Galliano)陸軍少佐に由来します。

ガリアーノ少佐は、イタリア軍の拠点であったエンダ・ジーザス要塞で、約8万人のエチオピア軍に対し、たった4,700人のイタリア軍を指揮して、44日間に渡って勇敢な抵抗を成し遂げ、英雄と讃えられました。
これに感動したアルトゥーロ・ヴァッカリ氏は、自から開発したリキュールに英雄の名「ガリアーノ」と名づけることを決め、リキュールをガリアーノ家に贈って名前を使う許諾を得たといいます。

「ガリアーノ」の製造法は、完全には公開されてはおりませんが、大まかなことは分かっています。ベースの中性スピリッツに、バニラ、アニス、ジュニパー・ベリー、ヤロー(Yarrow:西洋ノコギリ草)、ベリーや花など栽培植物の5種類の香味材料を一定期間浸漬します。その後バニラ以外は蒸溜し、それぞれの風味の混成酒を作ります。バニラだけ蒸溜せず、中性スピリッツに一定期間浸漬した後、2回ほど圧搾することでバニラ風味の混成酒を作った後、熟成させます。このようにしてできた5種類の混成酒を、ある割合で混合し、数ヶ月間タンクで貯蔵し、中性スピリッツ、砂糖、水などを適量加えて、アルコール度数35度、エキス分33%に調整します。そして最後にサフランの雄しべで黄金色に着色します。

おしゃれなコリント式の円柱をモチーフにした背高ノッポなボトルで、輝くばかりの黄金色をしていて、バニラの風味の甘やかな芳香に満ちた「ガリアーノ」。風味とは裏腹に、名前はイタリアの英雄の名前だったなんて、ちょっと意外でしょ。

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